COLUMN
秩父夜祭・屋台囃子関連コラム
Vol.6/45歳から秩父屋台囃子への挑戦・・・どうやったら最短距離で上達できるかの考察
秩父屋台囃子練習会の主催をしているわたくしざき山は、主催の身でありながら秩父屋台囃子を完璧に叩けません。
完璧どころか、まだまだ相当ひよっこレベル。正直言えば下手くそです。
言い訳するわけではないのですが、45歳で秩父屋台囃子を独学で始めて、まだ2年弱・・・。
スポーツでも音楽でもそうですが、正直2年弱の経験なんて、初心者に毛の生えた程度ですよね。
じぶんもバドミントンでは先生をやっていますが、競技開始歴2年弱の生徒で、上手いなぁと感じる子はいません。
とはいえ、経験が浅いことを言い訳することはできません。練習会の主催をやっているわけなので、やはり最低限の実力を可及的速やかに身に付ける必要があります。
練習量(練習時間)を多くとるというのはもちろんなのですが、やはり量だけではどうにもならないなと感じています。
質が高く効果的な練習を、最大効率でやっていかなければ・・・いつまで経っても下手くそな主催者のままでしょう。
年齢がいってから、新しい物事をやり始めるということに対するハードルの高さは正直、想像が絶するものがあります。
じぶんが30年以上やってきたバドミントンの世界でもおそらく45歳になってから始めた人が、子供の時から真剣にやっている人に追いつくのは正直、不可能と言っても過言ではないです。
すごく無謀なチャレンジをしているなぁと我ながら思うのですが、一度やると決めましたし、やはり秩父屋台囃子が大好きなので・・・。
というわけで、今までの人生経験はフル活用して得た知見と、本場秩父で活躍される熟練の打ち手の人たちから得た教えなどを整理して、最大効率で上達を目指そうというわけです。
最近、気づいた秩父屋台囃子の「上手い」「下手」の違い
- 1.フレーズの引き出しじゃない・・・ただひたすら地のリズムに乗れているか
- 最初、練習した時は、いかに多くのフレーズを覚えて繰り出せるかという主眼で練習をやってきました。 しかし、フレーズの引き出しなど、最優先項目「地」のリズムにドンピシャで乗せられているかどうかに比べれば些細なことではないのだと気づきました。 逆に言えば基本的な三つ玉打ちであったとしても、リズムに完璧に乗せられているのであれば、それはもう立派な演奏、ハイレベル。 5つ玉で打って、いくつものフレーズ、迫力ある音量で打てたとしてもリズムから外れたら台無しなわけです。 1にリズム、2にリズム、3にリズムなわけです。
- 2.「見せない」がフォームは死ぬほど大事
- スポーツでも音楽でもまずは正しいフォーム、フォームを見ただけでその人の実力がわかります。 フォームが悪いままであれば、いくら練習しても高いレベルに到達せずに停滞することは確実です。
- 3.手首の柔らかさが生命線
- 自分の演奏動画を観て愕然としました。固い・・・固すぎる・・・正直ショックでした。 スポーツでも初心者はもれなく固い。そしてこの固さを解消するのが至難の業なのです。上手いから柔らかくなるのか、柔らかいから上手くなるのか・・・。 柔らかさを徹底的にこだわる。
- 4.秩父屋台囃子の神髄はアーティキュレーション(抑揚・歌心・強弱などの表現技法)
- 秩父屋台囃子の上手い人の特徴は、ずばりアーティキュレーション(抑揚・歌心・強弱などの表現技法)。
- 5.裏・シンコペーション
- 秩父屋台囃子は日本のお囃子には珍しく、裏拍に特徴があります。シンコペーションも駆使しています。熟練の技を持つ人の演奏にはグルーヴ感があります。
脱初心者に向けて今のじぶんに必要な特訓メニュー
- 1.スマホ動画で自分の演奏動画を観る
- 正直、これが一番じぶんの苦手・鬼門のメニューです。じぶんの演奏動画を観ると、正直、絶望を感じるくらい下手くそに感じます。凹みます。 しかし自分の現状を把握しなければ、ここをこう改善しようという考えが頭に浮かびません。一番大事なメニューと言えます。
- 2.地のバッキング(クリック)を流しつつ、点で合わせる練習
- これも秩父屋台囃子でもっとも大事だと感じるリズムに乗せるという条件に絶対不可欠なメニュー。ただ練習をしている自分自身がリズムに完全に乗せられているか、ズレているかを判別するのが難しい。これはどうしても上級者からのレビュー・ダメ出しが必要になってくると思います。
- 3.ゆっくり練習・分解練習
- これは東京芸大のピアノの先生が口をすっぱく教えてくれた練習法。これは秩父屋台囃子にも通ずるところがあると思います。早く演奏する練習をするとそれだけで何となく弾けた気分になれてしまい、実際は「粒がそろっていない」ことがほとんど。「粒を揃える」のは秩父屋台囃子の「玉」にとって生命線。
- 4.人前でなるべく多く演奏して、失敗して恥をかく
- 正直、何の失敗もせずに、恥もかかずに、上達するのは無理だなと気づきました。上手い人は子供のころから何回も緊張や重圧の中、何回も演奏して失敗して恥をかいて、それを反省して次に活かすというのを繰り返してきたんだと思います。大人になってからはなかなか人前で恥をかくことができなくなりますが、上達するには失敗して恥をかくという経験をなるべく多くこなすしかない。